みなさん、こんにちは。
この度は弊社HPへお越しくださいまして、ありがとうございます。
代表取締役社長の松岡宏幸と申します。
弊社は平成16年10月に下川町内酪農家19戸で設立し、平成29年で13年目を迎えようとしています。地域のみなさまに支えられながら無事ここまでやってこれたかと思います。日々感謝する次第です。
さて、下川町は、明治34年に岐阜県からの入植者25戸によって開拓がはじまりました。当時、機械もほとんどない時代の開拓は現代を生きる私たちにとって、想像を絶する苦労があったかと想像します。先人たちは新天地での豊かな生活・そして次世代の繁栄を夢見ながら、コツコツと今の豊かな下川町を築いてくださったと思っています。
しかし、現在の下川町における農業は離農が進み、これに対する若者の新規就農者が追い付いておらず、先人たちが苦労して造り上げた農地も遊休化・荒廃する危機に直面しております。
さらに、報道等で取り上げられている昨今のバター供給不足ですが、これは生乳の需要と供給のバランスが崩れてしまった結果であり、生産者である私たち酪農家が供給するための責任を果たすことができたならば、この問題は起こらなかったであろうと考えます。私自身も不甲斐ない思いをしたところです。
今こそ、酪農業には構造改革が必要です。
家族経営も、もちろん大切ですが、それだけでは生乳供給を支えていくには限界があります。作業効率が良く、乳牛の快適性を重視した牛舎にて、少ない人数で多くの生乳を生産できるシステムを構築し、それと同時に『汚い・きつい・休みが取れない』などの酪農業に対するマイナスイメージや現実を払拭する必要があります。
私たちは『土づくり・草(エサ)づくり・牛づくり』に専念し、おいしく、安全な生乳を生産して消費者の皆様へ牛乳を通じて幸福をお届けできたらと思っています。
また、同じ志を持つ構成員の仲間や従業員と切磋琢磨しながら、将来を担っていく若者を育成し、下川フィードサービスが、下川町酪農業が未来永劫続いていくよう努めてまいります。
先人たちへの感謝の気持ちを胸に、チャレンジ精神を持ち続け、何としてもこの下川酪農を持続させ、さらには発展に向け邁進していきます。